インフルエンザ予防接種のお知らせ

今年も10月1日からインフルエンザの予防接種を開始いたします。
今年も昨年同様に注射での通常のワクチン接種も行います。
今年は「痛くない❗️」経鼻でのインフルエンザワクチンも導入します❗️フルミスト®︎と言って、注射をしない点鼻のワクチンです👃
💉注射のインフルエンザワクチンは、13歳以上は1回接種、13歳未満は2回接種推奨です。
👃フルミスト®︎は1回のみの接種になります。但し、接種時の年齢制限があり2~18歳までになっております。

〜〜フルミスト®︎について〜〜
フルミスト®︎は、鼻の中にワクチンを噴霧して接種するものです。
フルミスト®︎は、2003年からアメリカで、2012年からはEUで承認され長年に渡って使用されてきたインフルエンザの弱毒生ワクチンです。日本では2024年にようやく厚生労働省に製造・販売が承認されて使用可能になりました。
フルミスト®︎は、弱毒生ワクチンであることと経鼻接種であることから、インフルエンザが感染する経路と同様であることから重症化予防効果のみならず感染予防効果も高いと期待されています。
なぜ経鼻接種が良いかというと、注射ではなく経鼻で投与することで、インフルエンザウイルスが感染する鼻咽腔の粘膜でIgA抗体ができます。このIgA抗体のおかげで、鼻咽腔の粘膜からウイルスが体内に入らないようにするので感染予防効果が高いと期待できます(注射ではIgA抗体はできません)。

<フルミスト®︎の長所>
・とにかく痛くない❗️
注射しないので痛くないです。普段のインフルエンザワクチンで腕が腫れる方や、注射が苦手でどうしてもできない方にオススメです❗️
・上記理由からインフルエンザ発症予防効果が高いと期待されています
・1回接種のみで良い(注射との併用は基本的に不可)
・1シーズン持続する
研究では、IgGという免疫グロブリンが360日後も有意に高かったというデータもあります
・注射製剤と有効性に差はない
海外データになりますが、小児においてフルミストと注射製剤では有効性に差がありませんでした

<フルミスト®︎の短所>
・年齢制限があり、接種時の年齢が2歳以上〜18歳以下が適応になります
・ワクチン接種後に風邪様症状(鼻汁、鼻閉、咳など)が約半数の方にでます
・接種後1週間程度はインフルエンザの検査で陽性になる
・弱毒生ワクチンのため制限がある
他の生ワクチンの接種は27日以上間を空ける必要がある、妊娠中不可など
・1回当たりの接種費用が高い
・号泣している子供、アレルギー性鼻炎などで鼻汁・鼻閉がひどい方はワクチンが到達できず、効果が減弱する可能性があります。しかし、耳鼻咽喉科では必要に応じて鼻処置を行い、接種することが可能です!

<フルミスト®︎を接種できない方>
・1歳以下、19歳以上の方
・体温が37.5℃以上の方
・重篤な急性疾患にかかっている方

・重症喘息の方、過去1年間に喘息発作を起こした方、5歳未満の喘息の方
・過去にインフルエンザ予防接種やその他の原因でアナフィラキシーを起こした方
・明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する方及び免疫抑制をきたす治療を受けている方
・妊娠中の方(接種前1ヶ月、接種後2ヶ月は避妊が必要です)

・授乳中の方
・ご家族に免疫不全の方がおられる方
・その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
・号泣している方、鼻症状が強い方

<接種人数、予約>
フルミスト®︎は入荷制限があるため限りがございます。
インフルエンザワクチンの注射製剤は十分に在庫はあります。
1日の接種人数を制限させていただき、予約制とさせていただいておりますので、ご希望の方はお電話でご予約ください。

もしくは、受診時に予約をとられても大丈夫です。

当日の枠が空いていれば当日接種も可能です。
予約可能な時間帯は、平日の10-12時と14−16時です。
水曜日の午後と土曜日は行っておりませんのでご了承ください。

その他、ご不明な点がございましたらスタッフへお尋ねください。

2024年09月17日