本人は気づかず家族が気づく“聞き返しの増加”ー それは補聴器が助けられるサインかもー

「会話中に聞き返すことが増えた」そんなことはありませんか?

聞こえづらさは少しずつ進行するため、本人では気づきにくいものです。
でも、放っておくと“聞こえる力”だけでなく、“理解する力”まで低下してしまうことがあります。しかし、補聴器を使うことで、そのリスクが下がる可能性も報告されています。補聴器などで聞こえを整えることは、単に「音を大きくする」だけでなく、“脳を守るケア”でもあります。

まずは耳鼻科で、耳の状態と聞こえのチェックを受けてみましょう。

当院での補聴器診療の流れについて

(1) 問診・耳の診察
耳垢や炎症などの“補聴器が効かない原因”を除外します

(2)聴力検査
聞こえの検査や言葉の聞き取りの検査などを行い、難聴のタイプや聞こえの現状を評価します。補聴器を使用することで効果が期待できるか評価します。

(3)補聴器試聴・相談
補聴器使用による効果が期待でき、補聴器試聴(補聴器を試しに使ってみること)の希望があれば、聴器についてのカウンセリングを行い機器選定などを行います。

(4)装用後の調整・フォロー
普段の生活の中での聞こえを確認し、補聴器の微調整を重ねていきます。数ヶ月の試聴を経て、補聴器の効果が充分であり、補聴器購入を希望されれば、担当業者より補聴器を購入いただきます。当然、効果を実感できない場合は、補聴器を返却していただいて結構ですのでご安心ください。

聞こえにくさを放っておくと、会話の機会が減り、脳への刺激も少なくなります。「まだ大丈夫」と思わず、まずはお気軽に耳鼻咽喉科へご相談ください。当院では、聴力検査から補聴器の試聴・調整・アフターケアまで、専門スタッフが丁寧にサポートいたします。

※当院の補聴器外来は「完全予約制」ですのでご注意ください

2025年10月21日