ニュースにもなっていますが、今年の8月以降、福岡県内の麻疹の発生の報告が続いています。皆さんも注意しましょう。
以下に麻疹に関して簡単にまとめてみました。
<原因>
麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症
飛沫・空気感染力が非常に強く(インフルエンザの約10倍)、免疫がない人が感染するとほぼ100%発症する
<主な症状>
潜伏期間:平均10日
初期(カタル期):38℃前後の発熱、咳、鼻水、目の充血、全身倦怠感など風邪に似た症状
※口の中(頬の粘膜)にコプリック斑(周囲が赤く、中が白い斑点)が出現することがある(頻度は約50〜70%程度)

※感染力はカタル期〜発疹が出始めてから数日後までが強い!
発疹期:解熱後再び高熱(39〜40℃)が出て、顔から始まる発疹が全身に広がる
発疹は3〜4日続き、次第に色素沈着を残して消えていく

合併症として、肺炎・中耳炎・腸炎や頻度は低いですが脳炎を引き起こすこともありますので、症状に注意が必要です。
<検査>
血液検査やPCR検査(いずれも当院では検査は行っておりません)
!!!注意!!!
学校保健法では第二種学校感染症(解熱後3日経過するまで出席停止)、感染症法では五類感染症(全数把握対象、診断した医師・医療機関は直ちに最寄りの保健所へ届出が必要)に指定。
<治療>
対症療法が中心
<予防>
とにかく予防が大切!
最も効果的な予防はワクチン接種(麻疹・風疹混合ワクチン:MRワクチン):1回目が1歳、2回目が小学校入学前の1年間
※大人でも、過去に2回接種歴がない方や抗体がない方は接種を検討