最近、物騒な事件が時々報告されており、身を守るために催涙スプレーを常備している方もいると思います。
今回、催涙スプレーをあびてしまった際の対処法も含めて簡単にまとめてみました。

<病態・作用機序>
催涙スプレーの刺激成分(主にはカプサイシン)が、暴露した粘膜や皮膚を刺激してしまい症状を引き起こします。
<症状>
目・口・鼻・喉の粘膜の刺激により、強い灼熱感・大量の涙・辛味・よだれ・鼻汁・くしゃみ・咳・呼吸困難感などの症状が生じます。皮膚についた場合は、ヒリヒリ感・赤みなどが生じます。
通常は数十分〜数時間(1日以内)に症状は改善します。
<対処法>
①場所
暴露した場所にもよりますが、催涙スプレーがとどまる可能性があるため、換気するもしくはその場から離れるようにしましょう。
②洗浄(大切!)
擦ると悪化するため、擦らないようにしましょう。
目:とにかく冷たい水で洗う(コンタクトをしているのであれば必ず外す)
口:冷たい水でうがいをとにかく繰り返す
鼻:生理食塩水で洗浄
※スプレーで汚染した衣類は脱ぐ。衣類に付着したスプレーが揮発してまた症状が広がる二次的な暴露が起きてしまいます。
③医療機関受診(必要があれば)
下記の症状があれば直ちに救急車を呼ぶなど救急病院を受診しましょう
・呼吸困難でヒューヒューと苦しそうにしている
・意識がない
・症状がどんどん悪化している
以下の症状があれば医療機関の受診を検討しましょう
・上記対処法をしても症状が持続している場合
④その後の注意点
刺激物(辛いもの、アルコールなど)を控えるようにしましょう